レシピのお役立ち度ではナンバーワンかもしれない。
主婦顔負けの家事スキルを持ち、40代と思えぬスタイルのイケメン弁護士のシロさんと、同居する美容師のケンジのゲイカップルが贈る毎日のご飯ストーリー。
ナルシストのシロさんが作る献立は、一飯一汁に主菜と副菜を添えたものが基本。アラフォーの体型維持と健康維持を考えて作られているのでとてもヘルシーです。あと、シロさんがケチなので安い食材で作ってくれるのもうれしい。
買い物に行くところや冷蔵庫の中身の描写もあって、実際の生活に落とし込みやすい料理マンガです。
こんな風に、登場人物のつぶやき・心の声スタイルでレシピが掲載されます。
材料の用意を含め、レシピが一覧できる形式ではないので、ある程度料理に慣れていないとちょっと参考にしづらいかもしれない。
慣れてると読むだけで概ね想像がついて、むしろ真似しやすかったりします。
話と話の間のページには、料理のアレンジなど作者の補足文が入りますよ。
個人的にトマト風味のピリ辛ひじきが目からウロコでした。ひじきって甘辛でなくてもいいんだ! って。実際作ってみたらめちゃうまかったよ。
現在(2018年6月)、13巻まで刊行。
上に載せた「ラタトゥイユ」の話は9巻に収録されています。
ゲイをカミングアウトしておらず、世間体を気にしたり細かいことでイライラしがちだったシロさんも、巻を追うごとに落ち着いていき、ゲイカッップル友達も増え。
ほっこりと毎日が過ぎていく素敵な作品です。
最新14巻は2018年7月23日発売(予定)。