都心部のワンルーム、キッチンが狭すぎて冷蔵庫が置けない、なんてこともまぁあります。とはいえ冷蔵庫は、自炊しない人にも必需品。こうやって解決しましょう。
壁を作れば、納まりがいいよ!
キッチン部分に置き場がないなら必然的に居室部分に置くしかありません。そんな時は突っ張り式のウォールラックなどで「壁」を作ることで、案外きれいに収まることが多いです。冷蔵庫を置くには縦と横(片側と奥)の2面の壁がなんとなく必要なんですね。
例えばこんな間取り。居室の右上角以外に置く場所がありません。
そのまま置いてもいいんですが、くつろぐスペースから冷蔵庫が丸見えなのはちょっとイヤですね。そこで突っ張り式のウォールラックや本棚。これらを使って壁(目隠し)を作ってあげると、スッキリします。
シンプルに考えるならこんな配置。冷蔵庫の上は電子レンジが定番かな。
より生活感を消すなら、こんな配置も。冷蔵庫の上にカラーボックスを置くなどすれば、けっこうな量の収納が作れます。
おすすめのウォールラック。本棚も◎
ウッドタイプのウォールラックだと、かんたんにカッコよく決まります。
お金を掛けずにいくならアイリスオーヤマやニトリのこうしたラックが安価です。ネットタイプなのでそのままでは目隠しにならないけど、かっこいいTシャツをハンガーで掛けておくとか、ポスターを洗濯バサミで留めるなどで、アレンジは無限。
いっそ薄型の本棚にしちゃうのもいいですね。
洗濯機置場を冷蔵庫置場にしてしまう
キッチンの近くに洗濯機置場はあるのに、冷蔵庫はどこおいたらいいんだよ、みたいな部屋もたまにありますね。「洗濯機は給水・排水設備作らないとだけど冷蔵庫はどこでも置けんだろ」みたいな感じ。
さあどうしよう、なかなか厳しい間取りです。冷蔵庫を置こうとするとどうにも半端な位置になり、せっかく8帖あっても広々と使えなくなりそうです。
これはもう好みの問題だけれども、洗濯はコインランドリーを使うことにして、部屋の広さを取るというのも選択の一つです。
こんな感じに。洗濯機置場の防水パンにコンパネ(板)を置いちゃって、その上に冷蔵庫。サイドは天井突っ張り式のウォールラックで目隠しすると、居室部分はスッキリ。ウォールラックの前にはテレビを置いてもよさそうですね。
大きさ(高さ)にも注意
入居前・内見前で、間取り図だけを見て置き場を考えている状態なら、高さ方向に注意してください。
- 壁の上の方が出っ張っている(ダクトスペースや上階の階段)
- 間取り図にはないけどエアコンがある
- スイッチやインターホンがある
など、思わぬ要素があったりします。するとウォールラックを立てられなかったり、単身者用の小さい冷蔵庫しか置けなかったりすることも。
例えばこの部屋は冷蔵庫置き場(オレンジの部分)がちゃんと在って、納まりもいい。
でも背の高い冷蔵庫を選んだり、冷蔵庫の上に何かを積むと、照明のスイッチやインターホンが隠れてしまいます。
このように、間取り図上だけで配置を考えるのは思わぬ落とし穴があるので気を付けて。冷蔵庫を買う前ならなおさら、しっかり現地を見てから配置を考えるのをおすすめします。