いよいよ一人暮らしの物件選び。ここでは街の選定から、内見したい部屋を決めるまでを進めましょう。部屋探しの際に意外と見落としちゃう「快適な住まいの条件」について、ポイントをまとめました。
住む街(沿線)の候補を決める
一般的には通勤・通学先によって住むところが決まるでしょう。
学校や職場の最寄り駅から路線を決め
↓
沿線の家賃相場から予算内で住めるところを探して駅を選び
↓
その駅の付近で部屋を探す。
という感じで大きいエリアから絞っていくわけですね。
ちなみに大学生なら、よっぽど都心部でなければ大学から徒歩や自転車圏内の人が多いようです。やはり通勤通学先に近いのは神。
日常的に電車を使わないなら、思い切って多少駅から離れたところにするのもいいかもね! 家賃がグッと下がるよ。
物件候補を決める
住みたい街を知るついでにその街の不動産屋さんに直接行くっていうのは、時間があればぜひやりたい手。
でも今ではインターネットで探してから問い合わせるのが主流ですね。手軽に多数の物件を比較検討できるのがネットの良いところです。
物件は「〇〇(住みたい街) 賃貸」とかで検索しても見つかりますが、不動産ポータルサイトを使うと楽。
代表的な不動産ポータルサイト
>>>SUUMO(スーモ)
>>>Homes(ホームズ)
>>>atHome(アットホーム)
これら3つが、アパートやマンション探しで代表的なポータルサイトです。おんなじ物件が載ってることもほとんどなので、使いやすいところを使えば良いと思いますがおすすめはキャッシュバック賃貸です。その名の通り、お金がもらえるから。
チェック!祝い金がもらえる賃貸情報サイト「キャッシュバック賃貸」
お部屋を探して入居が決まると、最大10万円の引っ越し祝い金が必ず貰える、超お得な物件情報サイトです。全国の賃貸マンション・アパートの情報を多数掲載しているので、まずはここで部屋探しをするのがおすすめ。
必ず貰える!? ・・・なんかアヤシイ物件ばっかりとか・・・?
失礼ね。賃貸物件はどこの不動産屋さんもほとんど同じ情報を持っているから、「キャッシュバック賃貸」に載っているのはスーモやアパマンにもある普通のお部屋よ。
とにかく数を見ることで ”分かってくる”。
慣れないうちはとにかくたくさんの物件情報を見よう。見れば見るだけ、沿線やエリア・広さや設備によっての家賃相場ってものが分かってきます。
そしてここが重要ですが、物件の設備や条件について自分の中で何を優先させるべきかも明確になっていきます。トイレ・バス別が絶対だとか、自炊したいのでガスコンロ2口じゃなきゃ嫌だとか・・・。
部屋の間取り図を見てるだけでも楽しいんじゃないかしら?
自分の中での優先順位が分かってきたら、忘れないようにメモしておくといいわよ。
住み良い部屋の条件は、周辺環境こそ大事。
内装や間取りがどんなにいいものでも、そこでの生活が最高のものになるわけではない。生活の質の多くは部屋の外、外的要因で決まります。
そこで部屋選びの際、ちょっと気にかけたほうがいい事をまとめました。
現地に行かないとわからないことの方が多いかもだけど、建物の写真や地図でわかる範囲で見ておくとよいですよ。
地域名と「治安」などで検索
まずはちょっと広めに地域から。ガラの悪い地域というのは確実にあるので、土地勘のない場所へ引っ越すのであれば必ず調べましょう。
なんだかんだで多数の口コミを見るのが一番真実に近いので、まずは地域名と「治安」「住みやすさ」「街レビュー」などのワードで検索。ほとんどの地域は不動産ポータルサイトや2ちゃんねるなどのコミュニティ掲示板が出てくると思います。
ここで少なくとも、周辺の住民の質や物価、暴走族・ヤンキーの有無などを知ることができます。匿名掲示板はちょっとマイナス方面が強めに出る印象がありますが、知っておいて損はないでしょう。
物件が大きな道路の側。騒音はだいじょうぶ?
大きな道路に面していると、バスなどの交通の便が良かったり、街灯があって夜でも歩道が明るいのはメリット。引き替えに、騒音が心配です。
できたら朝と夜、物件の近くに確認しに行ってみましょう。
大型トラックの爆音もですが、原付の甲高い排気音もなかなかストレスになります。その道が駅への主要ルートだったりすると、通勤時に結構な台数が通る可能性も高い。
また、排気ガスの臭いも気にしたいポイント。地形的に谷になっているような場所だと、排気ガスが溜まって空気が悪く、洗濯物が外に干せない可能性もあります。
ちなみに線路の側の場合は「慣れると気にならない」という声も。規則ただしい音だし終電後は走らないからだそうな。 人によりけりだけどね。
カーブや坂の途中に立地。車のライトが入ってくる?
道路と物件の立地、部屋の窓の位置関係によっては、室内に車のライトが入ってくることがあります。光が部屋の中を動くので、これが意外とストレス。寝入り端なんかにやられたらたまったものではありません。
気にならない人や完璧な遮光カーテンを導入する人はさておき、可能ならば夕方〜夜に一度部屋に入って様子をみれば後悔がないはずです。
住宅地のなかであっても、大通りの迂回路や裏道的な道路もあるので、内覧時に周囲の道路状況にも少し注意してみましょう。
ちなみに完璧な遮光カーテンを求める人は「遮光1級」の表示があるものを買いましょう。
建物のテナントや向き(方角)
目当ての部屋があるアパートやマンション。それによってもけっこう住みよさは変わってきますよ。例えば、こんな。
1階に商業施設(テナント)が入っているマンション
1階部分にお店が入っているマンションは一見便利そうですが、お店の業種によってはデメリットのほうが大きいので避けたほうがよいです。
よくあるのはコンビニ・ファミレス・居酒屋ですが、人が溜まってお店の前で騒いだり、酔っ払いが大声を出したり、吐いたり。ろくなことはありません。コロナ禍でだいぶ減りましたけど。
飲食店の場合はゴキブリやねずみの出現率が上がったり、部屋の階数が低いところなら油煙で洗濯物が臭くなったりもします。
薬局・医院・美容院・不動産屋など、飲食系以外であれば、大きなデメリットはなさそうです。
陽当たり・周囲からの目線は大丈夫か。
南向き、東向き、西向き、北向き。物件の向きは人それぞれの好みですが、肝心なのはその部屋が思った通りの日の入り方をするかってこと。
南向きでもすぐ向こうに建物や大きな木があって思ったより日が遮られちゃうとか、隣の建物が近い・目線が気になるなどで常にカーテンを閉めないといけなそうとか、西日が嫌で東向き物件にしたのに、ビルの窓に反射してガッツリ日が入ってきたとか、陽当たりってけっこうフクザツです。
物件が南向きだから・・・!なんてのに惑わされず、きちんとその場で判断しましょう。そして、思ったより全然暗いな、なんて感じたら避けたほうがいいかもしれない。
人間も動物だから、バイオリズムって案外バカにできないわよ。陽に当たらない生活をしていると精神が病むわ。
絶対譲れない、というラインをひく。
「文句ばっかり言ってたら始まらないじゃん」という意見はもちろんだけど、それでも人間、耐え難いものは耐え難いもの。
完璧な環境の物件を探すことは困難かもしれませんが、なにが自分にとってストレスか、どこまでが無視できる・耐えられるものなのか、この際だから把握しておくといいと思うのです。
その上でこれは絶対受け入れられないという条件は洗い出しておきましょう。
仮に5万円の家賃でも年間にすれば60万円を支払うことになる部屋なのですから、少しでも後悔のないように!
ツイッターなどの生の声も参考になるね。情報に関してはとってもいい時代だなぁ。
\気になる部屋があったら、次は内覧!/
服装と持ち物にも注意。
ひたすら計測&チェックする。
持ち物やチェックポイントなど、詳しくは下の記事にまとめました。