部屋があっても水や電気が使えないと生活にならないわけで。入居と同時に 水道、電気、ガス、ネットの4つのライフラインを使えるようにしましょう。
ここでは一般的な使用開始の手続きのやりかたや事前準備などをまとめましたが、確実なのは部屋の契約時に不動産屋さんにそれぞれやり方を聞いておくことです。
水道 →すぐに使えます。
引っ越し前の手続きは要りません。「利用についての案内」みたいなパンフレット類が新居に用意されているので、付属の申し込み書に入居日(使用開始日)を記入してポストに投函すればOKです。
ネットでの手続きが可能なところも増えていますが、すべては自治体の水道局次第ですので、造りが古いホームページで難儀することや、そもそも不可ってこともあるかもしれません。「お住いの市区町村 水道 使用開始」などで検索してみてください。
電気 →最近では、事前連絡が必要です。
物件についているメーター(下図参照)によりますが、 スマートメーターの場合は事前の申し込みが必要で、その際に使用開始日を決める形になります。
従来型のメーターの場合は、入居当日から連絡なしで使用開始できます。室内のブレーカーを上げれば通電し、あとで使用開始日と引き落とし口座を物件備え付けのハガキで送ればOK。
スマートメーターで事前手続きを忘れていた場合、入居日に電話で契約・開けてもらうこともできますが、年度替わりの混んでいる時期は、2~3時間かそれ以上かかる場合もあります。
カスタマーセンターが受付時間外だったなんてことも。
ちなみに東京電力の管内ではすでに従来型メーターからスマートメーターへの切り替えが完了していますので、事前申し込みをお忘れなく。関西・中部電力の管内も2022年度中に切り替え完了予定なので、ほとんどの集合住宅はもうスマートメーターになっているはず。
それ以外の地域は2023年末に切り替え完了予定なので、まだ従来型の物件もあるかもしれません。
また建物全体で電気を契約している場合もあります。そうした場合は個別契約が不要になりますが、支払いなどについて不動産会社から契約時に説明があるはず。
ガス →立会いでの開栓作業が必要。
ガスは開栓という作業が発生します。キッチンがIHの物件でも給湯はガスがほとんどなので、やはり開栓が必要です。
事前に入居日を連絡しておき、当日は入居者の立会いが必要となります。そしてこれをしないと料理もできなければシャワーもお湯がでません。そのエリア担当のガス屋さんへの連絡先は不動産屋さんが教えてくれますよ。
ちなみにプロパンガスの場合、保証金なる名目で1万円前後、現金を預ける必要があったりします。
一般的には退去時に全額返還されるものですが、開栓日を決めるときの電話で説明があるはず。金額含めしっかり確認して準備しておきましょう。
インターネット →早めの確認・準備を。
これは物件の状況によって、やるべきことがバラバラです。
すでに回線を引いてあって定額で使える物件もあるし、新規に工事して引かなければいけない場合もあります。まずはその物件のネット状況を、不動産屋さんに確認するところから。
新規で引く場合、回線工事が必要になります。これは在宅で立ち会わねばならないので社会人にはなかなか面倒なうえ、申し込みから工事までは早くて1〜2週間、業者や時期によっては1ヵ月以上先になってしまったりもします。
入居日にタイミングよく工事の日程が合わせられればいいけど、絶対に初日からネットを使いたいのであれば、鍵をもらってから引っ越し日の前日までのどこかで済ませておきましょう。
いまどきネットが無いとほんと辛いよね
2〜4月は、モバイルルーターの導入も検討して!
年度末・年度始めは新生活に備えて引っ越しが多く、ネットの工事の待ちが非常に長くなります(1~2カ月待ちはザラ)。極力早めに検討しつつ、最初の数ヶ月はモバイルルーターを使うことも検討しましょう。日割りでレンタルできますよ。工事不要の回線を使うのも一つの方法です。
クレカが無い人は作っておこう
ライフラインの料金支払い忘れをしないために、銀行引き落としかクレカ登録はマスト。そうするとやはりクレジットカードが便利かつ、ポイントがたまってお得です。
初めての一人暮らしにあたってクレカが無い人は、この機会にぜひ作っておきましょう。
電気・水道・ガス・ネット。どれ一つ欠けても快適な暮らしはできません。
引越し準備と合わせて、これらの手続きもお忘れなく。
\さぁ、いよいよ引っ越しだ!/
自分でするか業者任せか。金額だけじゃなくて、手間もコストと考える。
カーテンとトイレットペーパーを忘れずに買う。
引っ越しについての細かい流れや気にしたいポイントなど、詳しくは下の記事にまとめました。